高校を卒業後にアメリカのサンタモニカカレッジに留学しました。英語は苦手教科でしたが、未知の場所で千葉でテラス工事が評判かどれだけできるか試したいという気持ちから留学を決意しました。
英語が苦手だったため、ある程度大変だということは予想していました。色々苦労された方の体験も聞いていたので、覚悟はできていると思っていたのですが、大変さはそれ以上でした。
授業初日。まず、入学までに指定の本を読んでくるという課題があったことが判明しました。しかも、その本を1冊まるごと読んで、次回までにレポートにまとめるという課題が出ました。
英語で1冊本を読むことだけでもかなり衝撃を受けているのに、さらに短期間でレポートも。放課後、図書館の勉強スペースで課題図書を見ながら「どうしよう」と途方に暮れました。その1冊を、英語が苦手な私が普通に読むと、1ヶ月はかかりそうです。
とはいえ、課題を未提出にすると一気に成績が下がります。やるしかない!と決意して、1ページ目から読み始めました。1ページ目のわからない単語を全て調べて、読もうとしたけれど全く意味がわかりません。そのことにまた衝撃を受けました。
どうにも、こうにもわからないので、読むことは諦めました。単語だけ見ているとなんとなく、「自由」について書かれていると思ったので、正直に「本は読めなかった」ことと大学生の自由と義務について、日本とアメリカの考え方の違いも含めてレポートを書きました。
徹夜で書いたそのレポートは、日本の視点を入れたことがよかったのか最高点をもらえました。
そこからも、もっと大変な日々でしたが人生で一番成長を感じた時期だと思います。卒業時には授業で困らない英語力が身についていましたし、成績優秀者で表彰されることもありました。その時頑張ったことは、人生の宝です。